ヴィタール

切り刻まれる遺体は人の色をしていなかった。
死んだ内臓は黄ばんでいた。
歪む世界で蘇る記憶。
交ざる現実と非現実。
だけど確かに「そこ」に居る。
残る意識。
狂気と紙一重の愛情。
また最後まで見たら書きますが
恋人達が首を締め合うシーンと
医学生が自分の首を締めるシーン、
二つに裂かれた羽根、
雨音、
樹木、
遺体スケッチ。
そこが記憶に残った。
物を点で捉らえると鬱が悪化すると聞いた*1ので
面で捉らえて見ている。
点を繋ごうと思えばいくらでも糸が張れるんだろう。
しかしながら考えるのは疲れるから。
鬱な時はビジュアルブックが良いと言う。
確かに暫く活字は読みたくない…(笑)

*1:というか、深く考えてはいけないらしい