ディレッタントの密かな楽しみ

あたしがここまで美に執着するのには色々なしがらみと理由がある。*1
小学生時代は「原始人(猫背だった)」「出っ歯(確かに上の前歯が出ている)」と罵られ
中学生時代は「幽霊(必要以上の事を喋らないから。必要以上に人と交わらないから)」と罵られた。
関係ないけど小学生時代は雑巾を投げつけられ、キレて机を持ち上げた事がある(笑)
高校は女子高だったから周囲は小奇麗だったけど、あたしはもう既に色々と諦めていた。
というか中学生時代に罵っていたのは主に男子だったので、あまり彼氏などは欲しくなかった。
専門学校はヲタ系だったからもう容姿なんかどうでも良かったしね(笑)
そんな感じで「自分磨き」「女力」からは遠ざかっていたんだけれど、
切欠はとあるイベントだった。
可愛らしい友人のオマケのあたし。
「じゃついでに一枚」と写真を撮るその子の取り巻き。
その繰り返し。
そこまではいつもの事。
しかしその日は違った。
解る人にしか解らない服装をしていたあたしを、
解らないならほっといてくれるか聞いてくれるかすれば良いのに
勝手に色々ほざいて勝手に面白おかしく弄り倒して。
あまりにも腹が立ったので途中で帰った。
それ以来、私は彼女を恨み続けているし*2
その時あたしを散々コケにした奴らも憎み続けている。
それからも撮影関係の物事に被写体として呼ばれる事はあったけれど、
いつも放ったらかし。
今年の3月かなんかの写真CD-R酷かったなぁ、
あたしの写真十枚くらいしかないのに2枚組渡されてさ、
大半他人の写真なのね。
しかもその撮影会、大半あたしボーっとするだけで終わったしね。
誰も撮影しない。
そんな事ばっかり。
いつだってあたしは引き立て役でオマケだ。
そんな事もあって、ようやく「あたしだって主役になりたい」と思い始めた。*3
美しければ何でも許される。
カワイイは正義。
そんな歪んだ感情と、
「あたしはあたしにもっと自信を持ちたい、あたしはあたしのために綺麗になりたい」という純粋な欲求で
あたしは今、必死で自分を磨いている。
何処に出しても恥ずかしくないあたしになる為に。
あたしをオマケ扱いした奴らを後悔させる為に。

*1:いや今までと比べたら恐ろしい執着具合なのよ

*2:それでもそれを隠して付き合っている所があたしは嘘吐きだなと思う

*3:そんな事が続くともう諦め半分になってきて自分を磨く気も失せた。のでこんなに遅くなってしまった。