死ぬ前の準備

ほどアホ臭いものも無いと思っている。
だってあたしは色々なものが露見する頃にはもう居ない。
恥ずかしい思いをする頃にはもう、あたしは現世には居ない。
恥ずかしいなんて感覚もなくなってるだろう。
だからもう、何もしない。
多分きっと、する余裕は無い。
死ぬ前の準備が出来るうちはまだ平気なんだ。
実際死ぬときは何の前触れも無く、なんの準備も出来ないまま
落ちるか焼くか刺すか切ってる。
あたしはいつでも死にたくなると考えるより体が先に動く。
そのうちぽっくり死ぬんだわ。
誰にも気付かれず。
なんの準備も無く。
それでいいのよ。
あたしが死んだって誰も泣かない。
あたしが死にたがったって誰も止めない。
誰も困らない。
せめて来週までは生きていたいけど*1
数時間後にはもう死んでるかもしれない。
それくらい、保証が無い。
何処にも無い。
もう疲れた。
考えるの疲れた。
何も考えないで済むんだったら今すぐに死んでしまいたい。
きっと明日には死んでるかもしれない。
それでもきっと困るのはマンションの管理人くらいなんだわ。
馬鹿みたい。
全部馬鹿みたい。

*1:誕生日です