言葉の重み

どうして人は勝手に
「一生治らない」と決め付けるんだろう。
その言葉がどれだけあたしを苦しめてるか
想像もしてないんだろう。
あたしはあたしでアンタじゃない。
アンタはアンタであたしじゃない。
なのにどうしてそんなに軽々しく言えるんだ。
同じ穴のムジナにまで言われた。
お荷物なのを何とかしたいと思わなければ一生治らないと。
こんなとこで引き合いに出したくねえが
彼氏持ちの治りかけに言われたくねえ。
あたしにはあたしだけを見てくれる人なんか居ないんだから。
みんなそれなりの事情があるから
容易に頼れねえんだよ。
一人でもがいて苦しんで。
腕を切って楽になるなら切って。
薬を大量に飲みたいなら飲んで。
そんな衝動を震えるまで我慢して。*1
パニック寸前まで持ちこたえて。
死にたくなる衝動を殺して。
わからんだろう。
軽々しく「一生治らない」なんぞと口にする奴らには。
おそらく発破をかけてるんだろうが逆効果だ。
腕の傷が増えるだけだ。
死ねばいいと思ってるならいくらでも言えばいい。
殴り飛ばして終わらせてやるから。
他人の葛藤や悩み苦しむ姿を肯定して包み込む優しさの無い人間には
どうしても「一度こうなってみろ」と言いたくなる。
家族だろうが誰だろうが。

*1:働いてた頃は目立つから大腿を切っていた